スライドを作るツールと言えばPower Pointが真っ先に浮かぶ人が多いと思います。直観的に操作できて便利なものの、書式とかレイアウトを整えるのが意外に面倒ではないでしょうか。
そんな方には、本記事で紹介する「Marp」をおすすめします!
Marpって?
「Marp」とは、Markdown記法でスライドを作成できる、オープンソースのVS Codeの拡張機能です。
最大の特徴は、レイアウトや書式を自動で整えてくれることです!そのため簡潔なスライドを作るのに非常に向いています。
出力は、pdf はもちろんのこと、ppt(Power Pointファイル)にも対応しています*1。
メリット・デメリット
大まかなメリデメを紹介します!
メリット
- 自動でレイアウトを調整してくれるから、スライドの内容に集中できる
- 基本的に箇条書きのようなスタイルになるため、自然と冗長ではない簡潔でスッキリしたスライドを作成しやすい
- 見出し(
<h1>
、#
など)や強調したい文字(<strong>
、**
など)を何も考えなくても統一できる - デフォルトのままでも、ただ書くだけでそれっぽいスライドが完成できる
- 必要に応じてカスタマイズすることももちろん可能で、必要なところのみのカスタマイズで良い
- マウス一切不要、すべてキーボードで完結する
- LaTeX(MathJax、KaTeX)が使える
デメリット
- Poer PointのようなWYSIWYG*2ではないため、パソコン初心者にとっては少々とっつきにくいかも
- これは慣れるしかないですね...ただマークダウン記法なので優しめです
- 自動で見た目を整えてくれるため、細かな修正が難しい
- htmlやcssに対応しているため、それらを使えればカスタマイズできます
- 2023/10現在、パワポのような自由なアニメーションをつけるのがかなり困難
- 私はアニメが必要なときはパワポに出力して、パワポ上でアニメをつけています...
- 2016年ごろに初めて登場して比較的新しいため、ネット上に情報が多くはない
- そのため本サイトで取り上げています!
おすすめな人
これらを踏まえてMarpを使うのにおすすめな人は下のいずれかに当てはまる人だと思います。
- とにかく速くきれいなスライドを作りたい
- スッキリしたわかりやすいスライドを作りたい
- デザインの細かいところはこだわらない
- html、cssをってデザインをカスタマイズしたい
- マウスを使いたくない、キーボードのみで作りたい
次回以降は、Marpの詳しい使い方などを深めていこうと思います。